この写真はデジカメを始めたばかりで
およそ今から6年ほど前かな、
何も考えず感じるままにシャッターを押した1枚。
それなりに良い色は出ていたし、
自分でもなかなか良い写真だと思っていた。
この写真を公開し、それを見て、「感動で涙が出た」とメールをくれた人がいた。
人にそれほど感動を与えることが出来たのか?
と、思いもかけないメールで喜んだものだった。
俺に似た感性の人が見てくれて、そして感動してくれる。
一瞬を切り取る写真にそんなパワーがあるんだと驚きもあった。
あれから風景写真をメインに撮るようになったきっかけだったかも知れない。
しかし、その人は今では俺の写真を見てくれていないようだ。
お互いにデジカメを始めたばかりで、俺は勝手にライバルと位置づけ
より感動する写真を撮ろうと頑張っていた。
が、きっとこの写真以上に、感動することがないのかも。
何が良くて何が悪いとは、見た人が決めること。
自分が納得できた写真でも見た人が感じなければ独り相撲。
俺はいつまで独り相撲を続けるんだろう?
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